私は新卒から10年強もの間、美容業界で働いていました。
メーカーの営業職として、多くの美容室を訪問し、多くの美容師と接してきました。
当時から言われていた、できる美容師の定義です。
『しっかり仕事をし、しっかり練習をし、しっかり遊ぶ』ことです。
仕事もする練習もする、そして、それから遊びにも行くのです。
美容師なので、遊ぶことも感性を磨くための一環で必要なことなのです。
私が在籍していたのは、もう15年以上前になります。
当時の美容師は非常にパワフルでした。
時代背景もあったと思いますが、それにしても皆が美容師道に邁進していたと思います。
「この仕事が本当に好きなんだな」と思っていたものです。
時代が変わり、ITだのAIだのの時代になりましたが、私は美容師の本質は変わっていないと思います。
ヘアデザインにITもAIも関係ないからです。
美容師は、常に己の技術で勝負しています。
そのために、常に己の技術を磨いています。
働き方改革もあり、長時間労働が問題視されていますが、私は美容師の技術向上のためには、ある程度の残業は必須であると考えています。
とても営業時間にはできないからです。
当然、過重労働は問題となりますが、残業=ただちに悪であるわけではなく、美容師にとって必要な残業はあると感じています。
私は美容業界を知っている社会保険労務士として、そのために適切な労務管理を提案していきたいと思っています。