助成金による賃上げ対策

ここ数年、最低賃金の大幅な引き上げが続いています。

以前の最低賃金は、生活保護と逆転現象を生じるほど低額でしたが、最近は最低賃金と同じくらいの時給で働いているパート・アルバイトも多いのではないでしょうか。

 

2024年度の最低賃金についても、中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)は全国平均で50円引き上げて、時給1,054円にする目安額を答申しました。

これは会社にとっても大きな問題です。

最低賃金の引き上げによって、業績とは関係なく時給も合わせて上げていく、といった傾向も見受けられます。

 

その対策の1つとして、パート・アルバイトを多く雇っている会社は、キャリアアップ助成金(賃金規定等改定コース)を検討されてはいかがでしょうか。

この助成金は、パート・アルバイトの時給を一律3%以上昇給させた場合に支給を受けられます。

https://www.mhlw.go.jp/content/11910500/001082771.pdf

 

最低賃金に合わせて昇給させるだけで、3%以上になるケースも多いと思われます。

最低賃金は、毎年10月に適用されるので、それまでに計画書を提出し、賃金規定を整備する必要があります。

準備期間が短く慌ただしくなりますが、それでも1人当り50,000円が助成されるとしたら、会社経営としてはやはり大きいと思います。

是非、ご検討ください。

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