労働基準法では社員を雇用する会社に対して、「労働者名簿」「出勤簿」「賃金台帳」「有給休暇管理簿」を法定帳簿として整備し、保存することを義務付けています。
ご存知だったでしょうか?
中小企業に関して、私は上記帳簿のうち、特に「労働者名簿」が盲点のように感じています。
採用面接の際に提出された「履歴書」や「職務経歴書」は保管されていると思いますが、それで終わっていませんでしょうか。
その情報を基に、あらためて「労働者名簿」を作成する必要があるのです。
労働者名簿には記載しなければならない項目が決められており、下記の通りとなっています。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 履歴
- 住所
- 業務の種類
- 雇い入れ年月日
- 退職(死亡を含む)した年月日とその事由
私は、より実務的な有用情報として、以下の項目の追加をお薦めしています。
・基礎年金番号、雇用保険被保険者番号
・社会保険加入日、雇用保険加入日
・保有資格、免許
・家族情報 等々
労働者名簿の作成は、正直、そんなに大変なものではありません。
是非、ご参考ください。