ちょいちょい、パワハラ関係の相談を受けます。
パワハラの定義や6類型を理解し、相談窓口を設置するとともに、原因調査・再発防止策等々、色々な対応も必要となります。
ただ、どんなケースでも、「やはり最後はコミュニケーションだよね」といった結論に至ります。全くの同感です。
同じ言動であっても、それがパワハラになるかどうかは、日常的なコミュニケーションによるところが大きいためです。
では、そのコミュニケーション、どのように取れば良いでしょうか。
「お互いに、しっかりコミュニケーションを取るように」と伝えれば良いのでしょうか。
悪くは無いですが、それではその人任せですよね。
元々、コミュニケーションをうまく取れない人にとっては響かないと思います。「そんなのムリだよ」と。
そんな中、(職場環境や担当業務にもよると思いますが)私のお薦めは「ランチミーティング」です。
ナニも難しいことはありません。ただ、定期的に同じ部署(チーム)内の同僚とランチを食べるだけです。
ミーティングと言いつつ、仕事の話はしてもしなくてもOKです。ランチを食べながら、色々な話ができれば良いのです。
私は月に2回、部下とランチミーティングをしていました。
長いことやっていると、それが普通なので、特に私から話を主導することはありませんでした。
みんなで、仕事のことはもちろん、家族のこと、最近ハマっていること、好きなゲームや漫画、休みの日の過ごし方等々、本当に色々な話をしました。
とても仕事中には聞けないプライベートのことも平気で話せていました。
飲みニケーションのように、飲める飲めないや勤務時間外といった問題はありません。
今でもランチミーティングは、コミュニケーションを取るための有効な手段であったと感じます。
できれば会社か上司が、部下のランチ代を負担できれば、よりうまくいく可能性が高まると思われます。