メンタル不調の気づき

社員のメンタル不調を事前に察知することは、とても難しいものです。

見た目は元気そうでも、実は心の中で限界に近いストレスを抱えている、そんな社員も決して珍しくありません。

しかも、メンタル不調で治療が必要な状態であっても、通院すらしていないケースは少なくありません。「今は忙しいから」「自分は大丈夫だし」と勝手な判断をしてしまうのです。

 

本来であれば、早い段階で社員から人事に相談があるのが理想です。

しかし、医者にすら相談できないような状態で、人事へ相談しようと考える社員はほとんどいません。

そうなると、人事としてできることは、自ら社員の変化に気づくしかないのです。

その変化には、大きく分けて「心理面」「身体面」「行動面」の3つがあります。

このうち、人事が日常業務の中で把握できるのは、「行動面」の変化しかありません。

特に勤怠の乱れは、メンタル不調のサインとして非常に分かりやすい指標となります。

例えば、これまで一度も遅刻をしたことがなかった社員が、3日連続で遅刻をしたとします。その時点で「何かあったのかな?」と疑いの目を持つのです。

もちろん、「遅刻=メンタル不調」と決めつけるのは早計です。

しかし、こうした少しの変化を見逃さず、「最近どう?」と声をかけてみます。この一言がとても大切なのです。

 

メンタル不調の気づきは、特別なスキルが必要なわけではありません。

社員の少しの変化を見逃さないこと。そしえ、まずは話をしっかり聴く姿勢を持ち、必要に応じて医者につなぐことも検討します。

結果として、それが社員の健康を守る第一歩になります。