私は以前、営業職に従事していました。
転職以降にも色々な立場で営業を受けることがありました。
そして、社労士として開業した現在においても、自ら営業をすることがあります(士業としては珍しいですが…)。
そのためか、今でも「営業」に関して、考えることが多々あります。
特に最近の営業に思うことは、スマートと言うか、泥臭さを感じない、ということです。
確かにプレゼンは上手いなぁ~と思います。ただ残念ながら、それまでです。先につながりません。
なぜか、その後のもう一押しが無いのです。
私からすると、非常にもったいないの一言です。
いいなぁ~と思っても、そのまま放置されるケースばかりで、「買います」につながらないのです。
プレゼンさえ良ければ、こちらから「売ってください」と言ってくるに違いないとでも思っているのでしょうか…
私自身が営業職であった時は、プレゼン後の適切なタイミングで、必ず「自信があります。是非、買っていただけないでしょうか」と伝えるようにしていました。
ベタかもしれませんが、そのストレートな物言いが必要であると考えていたからです。
「(買うか買わないか)どうでしょうか?」のようにあいまいな聞きかたをしても話は進みません。「考えておくよ」と言われるだけです。
「買ってください」とはっきり伝えることにより、そこからお互いにとって本気の商談が始まるのです。
世の中には「買ってください」と言えない営業がいかに多いことかと感じます。
プレゼン力も必要ですが、営業としては、その一言がなによりも必要なのです。
結果、売れる営業になるコツだと思っています。