勤怠の緩い会社の人事担当者は、社員の遅刻に悩むことも多いのではないでしょうか。
何となく遅刻が許される雰囲気になってしまっている、ある意味、社風のような状況ですね。
そうなってしまうと、社内ルールも形骸化されていると思われ、仮に人事担当者が注意したくらいではとても変わりません。
こういった場合、どうすれば改善されるのでしょうか?
私の経験上、上長自らが行動を正さないと何も変わらないと感じています。
『自分はいいけど、(下の立場の)あなたはダメ』のような発想では、他人の行動を変えられないのです。
「社長だからいいでしょ」
「役員だからいいでしょ」
「部長だからいいでしょ」
「課長だからいいでしょ」
「主任だからいいでしょ」
「下っ端じゃないんだからいいでしょ」
勤怠の緩い会社は、みんながこんなふうに考えています。
キリがありません。
もっと言うと、言い訳なんていくらでもあるのです。何だっていいのです。
「遅刻した分、給料から引かれるからいいでしょ」
「朝、調子が悪かったからいいでしょ」
「昨日、残業で遅かったからいいでしょ」
「電車が遅れたからいいでしょ」
「渋滞だったからいいでしょ」
「忘れ物をしたからいいでしょ」
「天気が悪いからいいでしょ」 ← ???
こうなると、社長自らが行動で示し、社員全体に遅刻をしない意識づけをするしかありません。
そうしないと、会社は変わりません。
結局、社員の意識・行動は社長次第なのです。例え遅刻の話であっても。
人事担当者ができる取り組みではないので、如何ともしがたいところですがね…