デジタル払いとは、給与の一部を電子マネーで支払う制度です。
昨今はキャッシュレス決済の普及や送金サービスの多様化が進んでいます。
そのような状況下で、一定の要件を満たすものとして厚生労働省の指定を受けた資金移動業者の口座への支払い(いわゆるデジタル払い)ができることになりました。
第1号はPayPayとなります。
私も日常的にPayPayを利用しています。便利ですよね~
ただ、会社はすぐに対応しなくてはならないのでしょうか?
結論から言うと、そんなことはありません。
労働基準法上、給与の支払いは、あくまでも現金手渡しを原則としています。
銀行振込同様、デジタル払いはあくまでも選択肢の1つであり、会社・社員ともに強制されるものではありません。
実施するためには労使協定を締結した上で、希望する社員の同意を得る必要もあります。
とは言え、今後、デジタル払いは普及していくものと思われます。
(私も含め)対応する給与計算担当者として、今の心境としては「はぁ~~~ちゃんと、やりますよ…」といった感じですかね。