助成金は、「雇用促進」や「職場改善」などの活動を支援するために支給されるものです。
返済する必要は無いので、企業経営に大きなメリットとなります。
助成金を活用するためには、労働関係の法律(労働基準法・労働者災害補償保険法・雇用保険法など)に基づいた、正しい労務管理が行われていることが大前提となります。
一般的な事項について確認をしておきましょう。
■下記の書類は整備されていますか。
□労働者名簿
□出勤簿(タイムカードなど)
□賃金台帳または給与明細書など
□労働条件通知書または雇用契約書
■就業規則はありますか。
※ 常時使用する労働者が10人以上の場合、作成と所轄労働基準監督署への届出義務があります。
■雇用保険の手続きは適正に行われていますか。
□31日以上引き続き雇用されることが見込まれる労働者で、1週間の所定労働時間が20時間以上の者を加入させていますか。
■社会保険(健康保険・厚生年金)の手続きは適正に行われていますか。
□1週間の所定労働時間及び1か月の所定労働日数が正社員の3/4以上のパート・アルバイトを加入させていますか。
※ 一定規模の特定適用事業所等に該当する企業は要件が異なります。
■労働保険料の滞納はありませんか。
■最近6か月以内に、会社都合で解雇した労働者はいませんか。
■過去5年間において、助成金について不正受給を行ったことはありませんか。