メンタル不調で休職する社員は一定数います。いくら予防に注力していても、残念ながら全てを防げるものではありません。
その場合は基本的にゆっくり療養してもらうことが大切です。
ただ、いつまでも休職できるものではありません。休職制度のある多くの会社が休職期間を設けているからです。
つまり、その休職期間が満了したとき、その社員は退職になるのです。
この際に人事担当者として悩ましいのが、体調が回復していないものの、退職を嫌って復職してくるケースです。
当然、「復職可」とする診断書も持ってくるわけです。
そうなると、いったんは復職をしてもらうようになると思います。会社が主治医の診断を否定することは、なかなかできるものではありません。
ただし、その社員の体調が回復していないのも事実です。
ここでお薦めしたいのが、現在の体調を確認する自己申告シートを提出してもらうことです。
このシートで、現在の日常生活や睡眠、通院の状況、復職後の希望等を自己申告してもらいます。
当然、復職を希望する社員は「生活も仕事も問題無し」と回答してきます。が、それでも良いのです。
復職後しばらくすると、多くのケースで勤怠の乱れが出てきます。実際は回復していないので当然ですよね。
私の経験から言うと、気を張って頑張れるのは復職から3~6か月程度でしょうか。その後はやはり疲れてしまうのです。
そうなると、復職時の自己申告と違うということになります。つまり、回復していなかったと。
私はそれを根拠に再び休職してもらうしかないと思うのです。通算規定で期間満了となり、退職になるかもしれません。
それでも回復していない状態で働くのは、本人にとっても、会社にとっても、何一つ良い事がありません。
冷たく感じるかもしれませんが、人事担当者として冷静な判断をすべき事案であると思っています。