うつ病で退職される場合

うつ病が原因で退職され、ハローワークへ行く際に気をつけてほしいことが2つあります。

 

1. 離職理由について通常は「自己都合による退職」、休職していれば「休職期間満了による自然退職」になることが多いと思います。

ハローワークへ提出する離職票にもそのように記載されます。

後日、その離職票が会社から送られてきますが、失業手当(雇用保険の基本手当)の手続きをするためには自分でハローワークへ行く必要があります。

行った際に、あらためて離職理由を職員から確認されます。

 

ここが大事です!

うつ病が原因で退職された場合は、必ずその事を職員に伝えてください。

後日、主治医の証明書を提出する必要がありますが、『就職困難者』に区分される可能性があります。

 

就職困難者は一般離職者より所定給付日数が多く、また、給付制限期間(失業手当を受けるまでの待ちの期間)も無くなります。https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_benefitdays.html

 

また、受給要件である離職前の被保険者期間(雇用保険の加入期間)も通常は1年間ですが、6か月に緩和されます。

早期に退職されてしまった場合は、就職困難者だから受給できるケースもあり得ると思います。

 

2. 受給期間について傷病手当金を受けていて、そのまま退職される場合は、ハロワークで受給期間の延長手続きをしてください。

通常、受給期間は1年間ですが、うつ病により引き続き30日以上就職できない場合は、最長3年間延長できます。

その時の体調次第ですが、タイミングが合えば、傷病手当金受給後に引き続き、失業手当を受けられる可能性もあります。

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