私は新卒で入社した会社で、約11年間、営業職に従事していました。
決して営業を希望していたのではなく、学生時代に全く勉強しておらず、営業くらいでしか採用してくれないのではないか、といったネガティブな理由になります。
ただ、正直、相当悩みました。
顧客に対して、うまく話せないのです。もっと言うと、マシンガントークが全くできないのです。
話術で相手を納得させることができない=当時、営業としては落ちこぼれと思っていました。
ただし、私は営業として売上だけは伸ばすことができていました。
なぜか?
実際に心掛けていたのは、以下の2つだけです。
■絶対にウソをつかないこと
当たり前の事ですが、営業としては売りたいあまり、あることないこと言いがちになるものです。
そんな中、私がある方に言われた言葉です。
「落合さんの話には華がない。だけど、ウソがないのも分かる。だから、『自信をもってお薦めできる』との言葉を信用できる」と。
本当に救われました。私の営業スタイルはこれだと確信しました。
■訪問時は宿題をもらうこと
マシンガントークができない私は、その場の1回限りでモノを売ることができません。
その分、会う回数を重ねて信頼を勝ち取る必要があります。
そのために顧客訪問時は、いかに次の訪問約束をするかを意識していました。
それには理由が必要であり、宿題をもらうことは最適です。
時間はかかりますが、実はモノを売るために一番大切な要素になります。
(単発でなく)顧客と長く付き合うには、そのような取り組みこそが大事になるのです。