メンタル不調に対する休職期間の考え方

まず、休職制度を設けるかどうかは、会社の任意(自由)となっています。

社員のうち一人でも働けないのなら、すぐに別の人を採用しなければならない状況であれば、休職制度は無くても構いません。

ただし、休職制度が無い場合、即解雇になってしまいますので、その点はご注意ください。

 

さて、休職制度を設ける場合、メンタル不調の社員に対して、どの程度の休職期間を設ければ良いのでしょうか?

「メンタル不調から回復するまで」でしょうか?

間違いではありませんが、メンタル不調は長期間に及ぶケースも多々あります。

会社は何年も待てますでしょうか?

 

もっと言うと、メンタル不調で休職している社員の仕事をどう考えますでしょうか?

「休んでいる間は、その仕事を止めても良い」とはならないと思います。

メンタル不調となって休職する社員も、それまで会社にとって必要な仕事をしていたはずだからです。

そうであるならば、基本的に同僚がフォローしなければなりません。

 

では、そのフォローしてくれる同僚に、いつまでお願いするのでしょうか。

同僚にも自分の仕事があり、フォローはあくまでも+αになるはずです。

いつまでも続けられません。

 

メンタル不調に対する休職期間を考える時は、休職する社員・フォローする社員の両方を考え、「いつまで待てるのか」を検討しなければなりません。

メンタル不調の社員が回復して復帰することが理想であるものの、休職期間中にそこまで至らないことも考えられます。

休職期間満了での退職は残念ですが、フォローしてくれている同僚のことも考えて、休職期間を検討しなければならないのです。

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