日本人は生真面目な方が多く、任された仕事はしっかりとこなします。
たとえ困難な仕事であっても、まず諦めません。何とかして、やり遂げようとします。
本当に素晴らしい気質、気構えだと思います。
ただし、実際の仕事では、どうしても達成できないこともあり得ます。
本人の努力でどうにもならないケースは、いくらでもあるからです。
その時、皆さんはどう対応されるでしょうか?
「とにかく、限界まではひたすら頑張り続ける」といった方もいるでしょう。
確かにありがちです。
残念ながら、その考えは危険だと感じます。
結果的にできないのです。
限界まで頑張るということは、限界直前まで引っ張って、やっぱりできなくて、ギリギリになって投げ出すということです。
それが本当に責任感のある行動なのでしょうか?
どうにもならない時点で相談されても、上長だって何もできません。
本人としては、限界まで頑張ることが責任感だと思っているかもしれませんが、実際はそうではありません。
できないことはできないこととして、手前で(余裕のある時に)ギブアップすることこそが本当の責任感なのです。
ギブアップ=NGではないのです。