女性だけでなく、男性の育児休業も浸透しつつあります。
厚生労働省から令和6年度の男性の育児休業取得率は、40.5%であったとの公表がありました。
前年より10ポイントあまり増えて、過去最高を更新しています。
中小企業の経営者でも当然、社員には育児休業を取得してもらいたいと考えているのではないでしょうか。
一方で、「休まれると仕事が回らない」と懸念されるケースも多いと思われます。
確かに育児休業をしている間の仕事は、誰かしらがカバーしないとなりません。
「そんなこと言ったって、代わりがいないよ!」と。
そんな時の公的支援が、両立支援等助成金(育休中等業務代替支援コース)となります。
育児休業取得者や短時間勤務者の仕事を代わりに行う社員に手当を支給、 または代替要員を新規雇用(または派遣で受入)した場合に受給できる助成金です。
「できない」ではなく、「できる」こととして、検討されてはいかがでしょうか。

他の社員は自分の事に置き換えて、会社の対応を見ています。
実は定着促進のチャンスでもあるのです。